かたまり

木目調のこのプラスチックのぬりも
いつかは
はげ落ちることがあるのだろうと
思いながら ひたすら
文明に かたまりに 向かっているのだ



知らなくとも 忘れようとも
いつもはなれることのない影
光の中で影は何色?
つきささる自由は
影を消して闇となる

the field

冬のあたたかさを夏のすずしさをあなたは忘れていませんか  
地面にゆっくりとつつまれていると
どこからかきこえてきませんか
空とあなたの話し声が何をともなく語る
言葉もなく語る
 静かなひとときが
  きこえてきませんか

前兆

なんとはなしにここに来て
黙っているようないないような
この瞬間を楽しんでいる

君がいつの日にかここに来て
僕は偶然のようなちがうような
このひとときを楽しんでいる

初めて出会ったあの頃のあの時の
真新しい感激が今も心はずませて
僕は僕の新しい道を歩き始めている




「前兆〜今」

君が主役を演じて
 僕がじっとみている

なにかがどこかで
  ゆれ動いている

 言葉にならない言葉で
    話しかけてる

僕は立ち上がり
  君は一瞬 立ち止まる

何の物音もしないこの部屋の中で
  手をのばせばとどきそうな幸せの中で

主役がひとり、観客がひとり
 そのまま時間を止めてしまうように



「ステージ」

僕がこのステージに立って
今を演じたいと思ったことを
幾人の人が気付いただろうか

このどこまでも続く終わりのない世界に
自分の足で立ち
自分自身を見据えるとき
なにものでもない”自分”がみえる

凍りついた舗道を
一歩、一歩、踏みしめながら歩く
今日、まっすぐに歩けるように
転んでも自分で起き上がり
自分の道を歩けるように
このどこまでも続く終わりのない世界で




 CU